ベルグハウス社員のカビ君。船窪小屋へ行ってきました。

船窪小屋とお久しぶりのご対面
【雨樋をつけに行って来ました】
船窪小屋ファンの皆様こんばんは。
お久しぶりです!優子です。
いよいよ船窪小屋、始動いたしましたよ
水道がない山小屋は、20分ほど離れた水場まで歩き山から涌き出るお水を汲みに行く毎日です。
天からの恵みの「雨」を山では「天水(てんすい)」と呼びます。
大切な天水は残らずタンクに溜めてやかんで沸騰させ、洗面手洗い・お掃除など生活の中で大切に使わせていただきます。
その大切な天水を集めるために雨樋を設置することが小屋スタート前最初の大切なお仕事です。
今年は小屋番の塩ちゃんと一緒にベルグの新入社員カビくんが行って来ました♪
カビくんはネパール出身の立派なホテルマン。
Photo_21-06-12-22-20-51.127いつもは真っ白な制服に身を包み颯爽とレストランサービスを受けもっていますが今日は久しぶりの登山となります。
Photo_21-06-12-22-11-18.099さすがネパールの山々を歩いていたカビくんは体力も本物!
下界とはまた違う、実にたくましい顔つきです♪
お花畑付近にはまだ雪が残っていたそうですよ♪
雪の中は空洞になってきているようで、今後急速に溶けていきそうです。
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落ち葉は場所によっては登山道が判らなくなるほど積もっていたようですたが
ブロワーでふっ飛ばしながら下り、ずいぶん歩きやすくなったそう!昨年はコロナの影響と、お隣針ノ木小屋さんが営業されなかったこと、
更に烏帽子へ向かう不動岳の道も崩落が進み通行できなかったこともあって
例年の1割ほどしかお客様がいらっしゃらなかった、いつになく寂しい寂しい船窪小屋でした。
けれど、
山小屋にはお客様の人数に関係なく、登山者と登山道をお守りするという役目があります。
こんな小さな小屋だからこそ、閉めるわけにはいきません。
今年もまだまだ感染対策をしながらの営業になりますが
例年どおり7月1日から営業開始の予定で麓では準備が始まっています。
ヘリコプターでの荷揚げには
小屋へ行って荷物を待つ班と、下界から荷物を揚げる班、二手に別れ
ベルグスタッフ総出で小屋開けに向かいます。
新入社員全員、初めての七倉登山!
山小屋のおとうさん・おかあさんからいろんなお話を直接伺い
訪ねるのが待ち遠しいような心配なような各々にカッパやリュック、靴を用意し
心と体の準備を始めています♪
どうぞ皆様船窪小屋オープンのその日までもう少しお待ちくださいませ
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