お久しぶりです。けいと君…

桂土くんがベルグで頑張ったのは今から3シーズン前の冬でした。
ご両親と共にベルグに来た時はガチガチに緊張し、私達夫婦とも目も合わすことすらできませんでした(笑)
社長から出た指令は二つ。
1・周囲の人々を自ら積極的に、必死に助けること
2・毎日スノーボードをすること
せっかく入った学校にも行かなくなり、自分には何もできないにきまってる、というような言葉ばかりが並ぶ桂土くんでしたが、
この二つの指令を守ろうと必死にもがいていました。
これまでスノボなどやったこともないのは百も承知。
でも。。桂土は毎日毎日お父さんに買って頂いたスノボを担ぎ、ゲレンデへと出かけて行きました。
毎朝毎晩洗い場に入っては大量の食器と格闘し、エプロンをつけて客室掃除にも行き、
先輩スタッフから沢山の事を教えて頂きました。
時には怒鳴られ、時には褒められながら、
先輩たちに仕事の後近所の居酒屋さんにも連れて行ってもらいかまわれて(笑)
桂土は約束の1ヶ月、全力で頑張りました。
そして・・・こう言ったのです。
「春までここにいてもいいですか」
目の前の親の原ゲレンデで1人、転んでは立ち、転んでは立ちを繰り返している姿を
私も1人ロビーの窓から眺めていましたが
そのうちスノボが上手な先輩たちに自分からアドバイスを求めることもできるようになり、
スルスルスルっと滑れるようになったらそこからは早かった!
3月に行われるベルグ杯というスキー大会に他のスタッフと一緒に仮装して参加し
見事ポールを周ってゴールできました!
帰るときの桂土くんは、目が違いました。
泳いでいた目にはクっと力が入り、背筋はピッと伸び、
何か一回り大きくなったような凛々しい姿で、再び現実の中へ1人帰って行きました。
あれから3年・・・
無事学校も卒業し、今はお父さんの会社で大勢の社員さんに育てて頂いているそうです。
娘の志保が言いました。
「桂土くん、ドラえもんからプーさんになっちゃったね♪」
体は少し大きくなったようですが(笑)
心もどんどん成長しているようです。
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一番厳しくも温かく向き合ってくれた中村先輩と1枚♪
桂土、おかえりヽ(^。^)ノ
人のお役にたつために自分が今何をするべきか。そう考える「頭」はとても大事です。
社長が言いましたね。
「20代の10年間は、こっちかこっちかどっちに進もう?そう迷った時には絶対に辛い方を選べよ」と。
明日からまた頑張ってね!栂池からみんなで応援しているよ(^?^)
優さんより

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