女将の独り言・・・この夏のバイト君♪パート1

雨です・・・
栂池は今里山がちょうど紅葉のピークを迎え、カラフルな景色が広がっています。
朝晩は一ケタ台の気温になる日が訪れるようになりました。
毎朝5時半起床。キッチンに入れば目に飛び込んでくる朝日に輝く山々でしたが
いまやまだ夜明け前の真っ暗な空。
いよいよ長い冬が近づいてきました。。。
今日から久方ぶりの休館日。
スタッフもみんなおやすみで、誰も来ません。。
ひとりなので・・・ちょっとこの夏を振り返ってみようかな、、、なんて思いまして。
ベルグハウスにとって、そして女将である私にとって
夏と冬の繁忙期に来てくれる短期アルバイトのみんなとの出会いは
冒険でもあり、楽しみでもあり、自分自身の成長の機会でもあります。
この夏休み、男子学生のアルバイトが2人来てくれていました。
その人なつっこい性格と細やかな心配り、甘え上手さでみんなに可愛がられたまこちゃん♪
優さんはまこちゃんに大きい男になってほしくて
「まこ。明日から船窪小屋へ行ってきなさい」と突然の指令を出しました(^?^)
「え??小屋って携帯つながんないんですよね?電気ないんですよね?メールチェックできないじゃないっすか?。マジか?どうしよ?」・・・
「そんなもの、なくても死なないってことがわかるよ」冷やかに&愛情込めて先輩たちは笑いました♪
「僕、いつ帰ってきていいんですか?」何度も聞く彼を登山道入り口まで送って行き
「ここからは一人で行きなさい。最長2週間。それより前に“もう帰れ”と言われたら下りてこなきゃダメ。もう少しいてくれないかと言われるように頑張んなさい」と送り出しました。
頑張ったんだよね♪
小屋の中村先輩の指導のもと、また船窪小屋のおとうさんおかあさんの温かい見守りのもと
人生初のことばかり!
水汲みや草刈りや道普請のお手伝い、食材の山菜採り、冷蔵庫もレンジもない厨房での調理。
そして、囲炉裏の周りで交わされる人と人との言葉と気持ちのキャッチボール・・・
コミュニケーションには文字だけでは絶対に伝わらない、伝えられない「モノ」があるんだよね♪
もう少しここにいたいな。。。
そんな想像もしていなかった自分の思いを抱えながら下山してきたまこちゃんは
ちょっとたくましく、そしていい男になっていました(^^♪
まこちゃんのその素直さ、愛らしさ、今のまこちゃんをつくってくれたのは
まこちゃんのお父さんお母さんだよ♪
蛇口をひねれば水が出る。毎日お風呂に入れる。冷たいものがいつでも飲める。
そんな当たり前だと思っていることは、実は当たり前なんかじゃない。
人はみんなで生きているんだよね♪
親元離れて海外で勉強しているまこちゃん。
冬になったら大好きなボードし放題だヽ(^。^)ノ
またいつでもおかえり?♪
明日はもう一人の学生、池ちゃんのこと書きます(^^♪
女将 優さん

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