一期一会

今日は1日、素晴らしいお天気に恵まれました♪

リュックを背負って帽子をかぶりトレッキングシューズを履いた方々が朝から大勢あちらこちらを歩いておられました。

塩の道祭りのゴールは栂池です。大駐車場では太鼓が鳴り響き出店も出て、今日ばかりは賑やかな栂池が戻ってきました♪

午後2時過ぎ頃でしたかね・・・

ふと駐車場に目をやると、山を眺めながら地べたに腰を下ろして黙々と絵を描いていらっしゃる年配の男性がいらっしゃいました。

目の前には例年より早く花開いた水仙が1列に並び、

その向こうには草原となった広い広いゲレンデ、

その上には残雪光る山々がどーんと、雲に隠れることなく聳え立っています。

お傍にいってみました。

「お寒くないですか?」

そうお声をかけさせていただくと、こちらを振り返り、優しい笑顔を見せてくださいました。

なんでも塩の道を歩き、思いの外早く着いてしまったので、だったらまだ時間があるから絵を描こうとポイントを探して通りを登っていらしたのだそうです。なんと御歳80になられるといいます。

「私は白馬の山々を眺めるのが好きでね。眺望の里からみた山と、青鬼地区からみた山と、大出の吊り橋からみた山とではみんな全然違うんですよね。この栂池からもまた素晴らしいよねぇ」とお話しくださいました。

スケッチブックには同じアングルで4枚も!

なんとも優しいタッチで描かれたその景色は、普段見慣れたこの風景よりも美しく見えました。

「年寄りのヘタクソな趣味ですよ」と笑ってまた筆を動かすそのお姿は、その美しい絵の何倍も美しかったです♪

束の間の、心洗われる時間でした。。。

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